Amazonが競合するApple TVとChromecastの販売を禁止
Amazonはプライムビデオと呼ばれる動画配信を日本でもスタートさせた。
Amazonプライム会員(年会費3900円 月額換算325円/月)なら追加料金無しで見放題(プライム)。
一方、Amazonオンライン小売サービスは、競合商品であるApple TVとクロームキャスト(Chromecast)のショッピングサイトでの販売を禁止したことを認めた。
また、マーケットプレイスの売り手に対して、新規販売は認めず、残る在庫は10月29日までに引き上げるようメールで伝えた。
これは、Amazonの基本原則の一つ ― 「顧客満足への執着」 ― に反する競争行動といえる。
日本でも、クロームキャストの本体が見当たらない。付属品はまだ販売しているが。
Bloombergが最初にこのニュースを報じ、インターネットフォーラムのRedditもこうした変更が進行中であることを伝えた。
その後AmazonはVarietyに対してこの行動を認める声明を送り、同じ声明文を本誌にも提供した。
Amazon広報の説明は以下の通り:
この3年間にPrime VideoはPrimeサービスの重要な要素になった。当社の販売するストリーミングメディアプレーヤーが、Prime Videoの利用に適していることは顧客の混乱を防ぐ上で重要である。Roku、XBOX、PlayStationおよびFire TVは理想的な選択肢だ。
さらにAmazonは、売り手に対して以下のメールを送った。
販売店各位、
この3年間にPrime VideoはPrimeサービスの重要な要素になった。当社の販売するストリーミングメディアプレーヤーが、Prime Videoの利用に適していることは顧客の混乱を防ぐ上で重要である。このためAmazonは、以下の製品に対して販売制限を実施することとした。
o Apple TV o Chromecast o Nexus Player
即時発効にて、これらの商品を新たに掲載することはできず、2015年10月29日までに、これら商品の既存リストは削除される。削除に関連する販売主への悪影響はないが、削除対象製品を再掲することは控えるようお願いする。
Sincerely, Amazon Services