「未来」に最も近い8つの航空機プロジェクト
「未来」に最も近い8つの航空機プロジェクトが WIREDイタリア版 に掲載されています。
下記に簡単なコメントとともに掲載します。詳細は上記リンクへ。
1. AHEAD
オランダKLM航空とデルフト工科大学のコラボレーションによりアイデアが生まれた。
翼が胴体の後部に統合されているところに特徴。
このデザインは、空力抵抗を減らし、燃料消費を最小限にすることが可能になるだろう。
2. Aeroscraft ML886
米カリフォルニアAeros社のプロジェクト。
長さ169m横幅53mという怪物級の大きさ。低速(220 km/h)だが、貨最大で60トンの貨物輸送ができる。
垂直離着陸システムとヘリウムガスの圧縮技術を備えている。
3. Solar Impulse 2
太陽光エネルギーを利用する超軽量機で、2009年にローザンヌ連邦工科大学の研究所から生まれた。
カーボンファイバーでつくられており、総重量2,300kg。
燃料を利用することなく、高度10,000m以上を昼夜飛行することができる。
4. Hyperjet
エアバス社は、この夏、弾丸型の超音速飛行機の発明をアメリカ特許商標局に特許出願した。
マッハ4.5(時速約5,500km)の速度に到達することができ、ロンドン−ニューヨーク間の距離をわずか1時間で飛行するという。
3つの異なるエンジンにより推進力を得る。
胴体の下に取り付けられるターボリアクター(垂直上昇用)、ジェットエンジン(巡航高度まで導く)、翼のラムジェットエンジン(音速の壁を突破するため)。
最大収容人員は20人で、超高価なフライトでの利用が想定される。
5. Skreemr
カナダの発明家シャルル・ボンバルディエールによって考案された。
彼は、マッハ10(時速12,000km以上)75席の超音速旅客機を。
電磁カタパルトを必要とする。
6. Spike S-512
ボストンに拠点をもつSpike Aerospace社が計画しており、ロンドンとニューヨークを3〜4時間で結ぶ。
独特なのは、胴体に沿って小窓がないことだ。
7. Concorde 2.0
ブリティッシュ・エアロスペースとアエロスパシアルの英仏連合から生まれた「コンコルド」は、約30年の間、世界の航空学の最も象徴的な飛行機のひとつだった。
ロンドン−ニューヨークの航路を3時間半で飛行した。
現在はパリのブルジュ空港にある2機目の飛行機を入手して、豪華チャーター機に変身させることを予定している。
目標は、最初のプロトタイプの飛行からちょうど50年の2019年に新しいコンコルドを飛行させることだ。
8. NASAの超音速飛行機
飛行のあり方を根本から変える「超音速飛行機」の開発に取り組んできた。
この飛行機は、音速を超えるときの騒音制限や、エコロジーなエンジン開発といった主要な問題を解決するためのもの。
特殊なリチウム・バッテリーが電力供給する18の電気モーターを備えた小型飛行機。